くつは主にルームシューズと施設内・室外向けの2種類があります。
ルームシューズはその名の通りお部屋の中で履くものです。施設の自室内はすべりやすい素材が多いため底にすべり止め加工があるものがお勧めです。ご自宅などではカーペット敷のお部屋が多くすべり止め加工が逆に素材に引っ掛かり転倒する可能性があるためすべり止め加工のないものが良いでしょう。歩行のスピードや膝の上がり具合など一概に決められませんので専門家と良くご相談ください。また、スリッパ履きは転倒のリスクが非常に高いため、かかとの付いたものが良いでしょう。
施設内・室外向けは主にマジックテープで足の甲の所を留めるものと、真ん中にゴムが付いていて片手や靴ベラで履けるものに分かれます。
介護が必要な方は靴を介護者に履かせてもらうケースが多いため、マジックテープのものを選ぶと良いでしょう。
施設内・室外向けはほぼ同じような形をしてますが、室外向けの方が靴底が厚かったり汚れや傷に強い素材の物もあります。
介護用くつは軽く大きめに作ってありますので、ご自身のサイズより大きいものを選ぶ必要はありません。
但し、座っている時間が多い方の場合、朝と夕方では足がむくみ2㎝ぐらい変化しますので、そこは専門家に相談してください。
また、お飲みになっている薬によりむくむ場合があります。
そこも考慮してお選びください。
怪我などで左右のサイズが違う場合や高さが違う場合、それに対応した(左右サイズ別など)靴も多数御座います。