つなぎパジャマ

つなぎパジャマとは寝たきりの利用者が着用する衣類です。介護者の負担軽減として昔から使われていたものですが、近年は利用者の尊厳を守る観点から拘束具の取り扱いとなっております。

しかしながら在宅、施設共に介護者の数が増えておらず難しい問題になっています。

つなぎパジャマが出来た背景には、利用者の「おむついじり行為」や「点滴を抜く行為」を予防する事にあります。

ですので利用者が自身で簡単に脱げない用、アイデアボタンやファスナーの取っ手が外されている仕様になっています。

このファスナーはおむつ交換の観点から首元部分から足元まで伸びています。

股部分にもファスナーの付いたもの、より一層おむつ交換が容易になるよう二カ所左右にファスナーが付いているものもあります。

背中ファスナーのものは現在はほとんど作られておりません。

素材は、夏用、冬用、3シーズン(真夏以外)の3種類を作っているメーカーがほとんどです。

季節素材にもよりますが、おおむね乾きやすく乾燥機に強いものがほとんどです。