ベッドは、介護市場の拡大から種類が増えております。ほぼ電動式なので在宅介護の場合電源の確保が必要です(家庭用100V)。主に、1モーター、2モーター、1+1モーター、3モーターに分かれます。
1モーターは頭部分のみ立ち上がる(連動チェーン使用で腰部分も可能)ものです。日常生活がほぼ自立している利用者向けで、健常者で利用されている方も多い物です。
2モーターは頭部分と全身部分が立ち上がる昇降機能付きの(連動チェーン使用で腰部分も可能)ものです。支えがあれば座位を保てる利用者向けです。1+1モーターは頭部分と腰部分が立ち上がるものです。頭だけ、腰だけの切替も可能です。昇降機能はついていません。主に寝たきり状態の利用者向けです。
3モーターは頭部分と腰部分と全身部分が立ち上がる昇降機能付きのものです。施設ではほぼこれが使われています。
1モーター増えるごとに30キロ程度重くなりますので在宅介護の場合は設置場所を選びます(畳部屋には不向きです)。腰部分が上がるのは尿器や差込便器が使いやすい様に、立ち上がる昇降機能は介護者の負担軽減のために作られた機能です。
ハンドルを回しチェーンで立ち上がるベッドは現在ほとんど作られておりません。