もしくは非課税の悪口のお話。
まずは商品のご説明。
かるがも3ポイントステッキ・バーズアイ柄(フジホーム製)が入荷されてます。とっても良い香り(嘘
このステッキの特徴は、地面に着く3つのゴムの着けられたベースが10度傾き、急な傾斜や、雨、雪などで濡れた状態の地面でも強力なグリップ力を発揮してくれます。
このベース(8センチぐらい)は接地面が広く取られ排水溝の溝などにもはまりにくくなってます。
ハイヒールの先がはまってしまうアレですね。
恋のめばえのアレです(笑
以前、投稿させて頂いた可動式四点杖のパイオニア的存在です。
良く売れたらしく(当社でも良く売れた)製造が間に合わなかった様で、やっとこさの再入荷です。
他にもエラストマー樹脂製のグリップ(持ち手)採用により、手袋をしている時や水に塗れた手でも滑りにくい材質と、人間工学から考えられた形状が非常に持ちやすい物となっています。
ここから本番です。
普通、四点支柱杖は非課税で売られます。
当社の様な小売店は、非課税の商品を問屋さんから非課税で仕入れるだけですから簡単です。
でも、この非課税商品に付属されるものや消耗品は課税対象です。
送料ももちろん課税です。
少し脱線しますが、この非課税商品を造るメーカーさんは大変だろーなー、そのメーカーさんの下請け、孫請なんて本当に非課税流通でモノづくりなんて出来ねーよなー、とか考えちまいます。
だって、このネジは非課税品用に使ってとか、この塗料は非課税品用に使ってとかいちいち分けてらんねえよねえ。
と考えてしまいます。
消費税と言う預り金リレーは、膨大な企業の数々から最終消費者までの人びと、地上の星の労力によって成り立ってます。
財務省、聞けー!
と、主旨がちがう…
脱線終了。
で、本番の本番。
この、かるがも3ポイントステッキ、なんと課税対象なのです。
お客様に理由を聞かれたら困るので、ネットで調べに調べました。
ても、お役人のお決まり文句ばかりでハッキリせんとですばい!
普通、3点支柱も4点支柱杖も非課税対象です(車椅子や歩行器などもそう。ただ前に行った通り購入時に買ったオプション品は非課税で後から買ったオプション品は課税。アホか)。
なんでこのステッキだけ課税なんだろー、大きさかなー、でもこれより1センチ大きいやつは非課税なんだよなー
で、暇でしたので。
メーカーのフジホームさんに問い合わせの電話を入れてみした!
よーく聞いたら、担当の方も「役所(厚労省かな。経産省じゃないだろうな。都か区かみてーだな)には申請しているのですが、いつまでも認可されないんですよー」とおっしゃっておりました。
はじめは「3支点杖は非課税にならないんですよー」と嘘をつかれたので、「いや、なります。現にケイホスピアのスリーポイントは非課税です」とキッチリとナントカYouTuberっぽくやっちまいました。
俺りゃ、あんたが生まれたときからこの商売やってんだぜ!とは言いませんでしたがね。
結局、「自立しないステッキはダメですと言われてて…(涙)」と言われ、ここで引き下がりました。
クレームじゃないのよー、頑張ってねー、会社辞めないでねーと思いつつ。
でもね。
これ、ちゃんと自立しているし。
利用者も多支点杖として使ってるし。
しかも10パーの違いってデカイですよー。
うーん。
納得できないなあ。
いやいや、いいステッキなんですよ。
使いやすいし、ネジで止められた滑り止めゴムなんか泣かせる工夫ですよー。
でも、何だかなあ。
まあ、課税、非課税などと分けたのがハナからの間違い。