クラッチ・松葉杖

用途は似ておりますが、原則として怪我など一時的に使用するものが松葉杖、長期間使用するのがクラッチとされています。状況によって両手で使う場合と片手で使う場合が御座います。怪我の場合なのか、身体の影響で長く使うものなのか、医師の判断で使い分けて下さい。クラッチはロフストランドクラッチと呼ばれるものが主流で肘の関節の下で腕を支えるものを基本とします。肘側の丸く筒状のものをカフと言い、これが稼働するもの、固定され腕を包み込む様に作られているものなど様々な種類があります。自動車などに乗る時、携帯に便利な折り畳み式も御座います。特定介護用品購入で「選択」出来る様になりましたので、福祉用具専門相談員などにご相談の上ご利用ください。松葉杖は以前は木製の物が主流でしたが、近年はより軽量なアルミニウム製のものが多く見られます。片方で使用する場合ですが、1本杖との違いとして1本杖の場合、身体の健側(より動く側)に突くのに対し、クラッチ・松葉杖は健側と逆の方で持ちます。足の代わりに使用すると考えれば迷いはないですね。